【MLB速報 】2025年4月26日 日本人選手を中心に

MLB

皆さん、こんにちは。2025年4月26日 日本時間、メジャーリーグベースボール MLB では各地で熱戦が繰り広げられました。日本人選手たちも多く出場し、それぞれの舞台で奮闘を見せてくれました。山本由伸投手、大谷翔平選手、千賀滉大投手、鈴木誠也選手らがグラウンドに立ちましたが、結果は明暗を分ける一日となったようです。

それでは、早速本日のMLBを振り返っていきましょう。

全試合結果一覧 (2025年4月26日 日本時間)

まずは、本日行われた全試合の結果を一覧でご紹介します。雨天や悪天候により中止、順延となった試合も2試合ありました。

2025年4月26日 MLB全試合結果

対戦カード (Away 対 Home) スコア 勝利投手 敗戦投手 セーブ投手 主な本塁打
パイレーツ 対 ドジャース 3-0 スキーンズ 山本由伸 ベドナー なし
メッツ 対 ナショナルズ 4-5 ロペス スタネック なし メッツ ビエントス (1号3ラン)
フィリーズ 対 カブス 0-4 レイ ウォーカー なし なし
ブルージェイズ 対 ヤンキース 4-2 フルハーティ ウィリアムズ ホフマン ブルージェイズ ゲレーロJr. (2号ソロ)
アストロズ 対 ロイヤルズ 0-2 ルーゴ ウェスネスキー アーセグ なし
エンゼルス 対 ツインズ 4-11 ロペス ヘンドリックス なし
ブルワーズ 対 カージナルス 2-3 リベラトーレ パトリック ヘルズリー
レッズ 対 ロッキーズ 8-7 アッシュクラフト チビリ パガン
レイズ 対 パドレス 1-0 バズ キング クレビンジャー なし
ブレーブス 対 ダイヤモンドバックス 8-2 セール ギャレン なし
マーリンズ 対 マリナーズ 8-4 クアントリル ローレンス なし
ホワイトソックス 対 アスレチックス 5-6 スターナー バーク ミラー
レンジャーズ 対 ジャイアンツ 2-0 オバルディ バーランダー ジャクソン
オリオールズ 対 タイガース 中止
レッドソックス 対 ガーディアンズ 中止

パイレーツ対ドジャース、レイズ対パドレスなど、投手戦となった試合もいくつか見られました。一方で、ツインズがエンゼルス相手に11点を奪うなど、打撃戦となった試合もありました。

日本人選手 激闘の記録

ここからは、本日出場した日本人選手たちの活躍を詳しく見ていきましょう。

山本由伸 5回3失点で2敗目 ドジャースは若き剛腕スキーンズに沈黙

注目のドジャース対パイレーツ戦は、ドジャースが0対3で敗戦を喫しました。これでチームは痛い3連敗となります。

先発マウンドに上がった山本由伸投手は、5回を投げて被安打6、失点3、自責点3、奪三振5という内容でした。特筆すべきは与四球4で、これは山本投手のメジャー自己ワーストタイ記録となります。防御率は1.06と依然として素晴らしい数字を維持していますが、これで今季成績は3勝2敗となりました。

立ち上がり、初回にバルデスのタイムリーで1点を失うと、5回にはヘイズとクルーズの連打で2点を追加されました。パイレーツ打線が低めの変化球をよく見極め、粘り強く攻めてきた印象です。山本投手自身、調子は悪くなかったものの、相手の粘りに屈した形となりました。抜群の制球力が持ち味の山本投手にとって、四球の多さは今後の課題となるかもしれません。相手チームが「待球作戦」で揺さぶりをかけてくる可能性も考えられ、次回の登板での修正が期待されます。

一方、パイレーツの先発ポール スキーンズ投手は圧巻の投球を披露しました。最速159キロに達する速球と鋭い変化球を武器に、ドジャース打線を完全に封じ込めます。ドジャース打線は散発6安打に抑えられ、最後までスキーンズ投手を攻略できませんでした。スキーンズ投手は今季3勝目を挙げ、山本投手との注目の若手対決を制しました。

ドジャースの1番 指名打者で出場した大谷翔平選手も、この日はスキーンズ投手の前に沈黙しました。結果は4打数無安打。初回の第1打席は高めの速球に詰まらされセンターフライ、3回の第2打席は得点圏でピッチャーゴロ、5回の第3打席は変化球に空振り三振、8回の第4打席もセンターフライに倒れ、快音は聞かれませんでした。この結果、大谷選手の打率は.260となっています。メジャー最高峰の打者である大谷選手でさえ、この日のスキーンズ投手は打ち崩せませんでした。これは、大谷選手の不調というよりも、相手投手の出来が素晴らしかったことを示しています。

この日の試合は「デートナイト」と銘打たれ、選手の登場曲をパートナーが選ぶという特別企画が実施されました。大谷選手の登場曲は、真美子夫人が選んだイギリスのロックバンドYesの「Roundabout」でした。この曲は人気アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」のエンディングテーマとしても知られており、昨年も真美子夫人が同アニメ関連の楽曲を選んだことから、SNSなどでは「今年もジョジョ!」「真美子夫人のセンスが良い」と大きな話題になりました。大谷選手自身もジョジョファンと見られており、粋な選曲が注目を集めましたが、残念ながらこの日は安打は生まれませんでした。

9番のパヘス選手が二塁打2本を含む3安打と気を吐きましたが、打線全体としては繋がりを欠き、山本投手を援護できませんでした。ドジャースにとっては、投打ともに課題が残る一戦となりました。

千賀滉大 6回2失点 連続無失点記録は途切れるも粘投 メッツ救援打たれ逆転負け

メッツの千賀滉大投手は、敵地でのナショナルズ戦に先発登板しました。試合はメッツが4対5でサヨナラ負けを喫しています。

千賀投手は6回を投げ、96球、被安打6、失点2、自責点2、奪三振5、与四球2という内容でした。防御率は1.26と、依然としてリーグ屈指の安定感を誇ります。勝敗はつきませんでした。

注目されていた連続無失点イニング記録は、2回にテナ選手のタイムリーヒットで1点を失い、20回3分の1でストップしました。さらに3回にもエイブラムス選手のタイムリー三塁打で1点を追加されました。しかし、記録が途切れた後も千賀投手は粘り強い投球を続け、6回までマウンドを守り抜きました。失点したイニング以外はナショナルズ打線を抑え込み、試合を大きく崩さなかった点は評価されるべきでしょう。記録へのプレッシャーもあった中で、しっかりと試合を作ったところにエースとしての精神的な強さがうかがえます。

千賀投手の降板後、試合は動きを見せます。メッツは8回表、ビエントス選手の起死回生となる1号3ランホームランなどで4点を奪い逆転に成功します。しかし、その裏から登板した救援陣が踏ん張れず、9回裏に同点に追いつかれると、最後はウッド選手にタイムリーを浴びてサヨナラ負けを喫しました。リリーフのライン スタネック投手が敗戦投手となっています。千賀投手の好投が報われない、悔しい敗戦となりました。

鈴木誠也 復帰後初マルチ 二塁打2本でカブス3連勝に貢献

シカゴ カブスの鈴木誠也選手は、本拠地でのフィリーズ戦に「3番 指名打者」としてスタメン出場しました。試合はカブスが4対0で快勝し、これでチームは3連勝です。ナ・リーグ中地区首位を走るカブスにとって、大きな勝利となりました。

鈴木選手はこの試合、5打数2安打と活躍。いずれも二塁打で、復帰後初のマルチヒットを記録しました。打点はつきませんでしたが、チャンスメイクでチームの勝利に貢献。打率も.283まで上昇させています。

圧巻だったのは3回の第2打席。先頭打者として打席に入ると、左翼線へ鋭いライナー性の二塁打を放ち、この回の追加点の足がかりを作りました。さらに6回の第4打席でも、2アウトから再び左翼へ二塁打を放ち、好調ぶりをアピールしました。

鈴木選手は先日、右手首の違和感で数試合を欠場していましたが、この日の打撃内容を見る限り、その影響は感じさせません。手首の怪我は打撃に影響が出やすい箇所だけに、この早期の復活と活躍はチームにとって非常に大きいと言えるでしょう。カブス打線の中軸として、今後のさらなる活躍が期待されます。

カブスは投げては先発のコリン レイ投手が5回無失点の好投で今季初勝利を挙げ、救援陣もフィリーズ打線を零封リレー。投打がかみ合った見事な勝利でした。

その他の注目試合と日本人選手情報

熱戦譜 ブルージェイズ ヤンキースを破る

ヤンキー スタジアムで行われたブルージェイズ対ヤンキース戦は、ブルージェイズが4対2で勝利しました。

試合はブルージェイズのブラディミール ゲレーロ ジュニア選手が6回に今季2号となるソロホームランを放ち先制。その後、ヤンキースも反撃し、一時は同点、逆転を許す展開となりましたが、ブルージェイズは9回表、アレハンドロ カーク選手の走者一掃となる逆転の2点タイムリー二塁打が飛び出し、これが決勝点となりました。投手陣も粘り強く投げ、最後は守護神ジェフ ホフマン投手が締めて勝利を掴みました。両チームのエース格、ホセ ベリオス投手とカルロス カラスコ投手が先発しましたが、勝敗はリリーフ陣につきました。

菊池 ダルビッシュ 吉田 最新情報

本日、登板や出場機会のなかった他の日本人選手たちの状況もお伝えします。

菊池雄星投手 (エンゼルス)

エンゼルスは本拠地でツインズと対戦し、4対11で大敗しました。この試合、菊池投手の登板はありませんでした。先発はカイル ヘンドリックス投手で、敗戦投手となっています。菊池投手は今季ここまで5試合に先発し、0勝3敗、防御率3.38という成績です。QS(クオリティスタート)を3度記録するなど、投球内容自体は決して悪くないものの、打線の援護に恵まれず勝ち星から遠ざかっています。次回登板での今季初勝利が待たれます。

ダルビッシュ有投手 (パドレス)

パドレスのエース格であるダルビッシュ有投手ですが、残念ながら2025年シーズンは開幕から負傷者リスト(IL)に入ったまま、4月下旬を迎えています。原因は「右肘の炎症」と発表されており、現在も投球練習を含む本格的なトレーニングは行えず、治療とリハビリに専念している状況です。

春季トレーニングでは2試合に登板し、3月13日のロイヤルズ戦では4回1失点とまずまずの調整ぶりを見せていただけに、その後のIL入りはファンにとってもチームにとっても大きな痛手となりました。

現在最も気がかりなのは、具体的な復帰のめどが立っていない点です。一部報道では、復帰が6月以降になる可能性も示唆されており、当初の見込みよりも回復が長引いている、あるいは球団が再発防止のために非常に慎重になっている可能性が考えられます。

ダルビッシュ投手も今年で39歳シーズンを迎えるベテランです。日米通算200勝を達成するなど輝かしい実績を持つ一方で、投手にとって肘の故障は非常にデリケートな問題です。回復には時間がかかることも多く、復帰後のパフォーマンスに影響が出る可能性も否定できません。パドレス投手陣の柱として、一日も早い復帰が待たれますが、まずは焦らず完治を目指してほしいところです。

吉田正尚選手 (レッドソックス)

レッドソックスの吉田正尚選手も、試練の時を迎えています。4月26日(日本時間)に出場予定だったガーディアンズ戦は悪天候のため延期となり、翌日にダブルヘッダーが組まれるという変則日程に見舞われました。

心配なのが吉田選手自身のコンディションです。シーズン序盤から怪我に悩まされており、4月下旬から5月にかけては戦列を離れています。報道によると、「右肩」の回復が思わしくないという情報もあれば、「左手親指付け根」の問題でIL入りし、セカンドオピニオンを求めているという情報もあります。複数の箇所に問題を抱えているか、回復が難航している可能性がうかがえます。

オリックスから5年総額9000万ドルという大型契約で移籍し、今季が3年目となる吉田選手。メジャー1年目は打率.289、15本塁打と活躍しましたが、昨季は守備面の課題から指名打者(DH)での出場が増えました。今季も怪我の影響もあり、出場機会が限られる可能性が指摘されています。

さらに、一部のアメリカメディアからは、チームのロースター構成や契約額とのバランスを考慮し、吉田選手をトレードで放出する可能性を示唆する厳しい意見も出ています。高額契約選手である以上、常に高いレベルでの貢献が求められるのは事実であり、怪我からの回復とともに、チーム内での評価を再び高めていく必要がある、まさに正念場のシーズンと言えるでしょう。

MLB短信 主要ニュースまとめ

最後に、4月25日から26日(日本時間)にかけて報じられたメジャーリーグの主なニュースをまとめます。

主な負傷者情報

ドジャース

大谷翔平投手は右肘と左肩のリハビリが順調に進んでおり、4月26日(米国時間)にブルペンでの投球練習を行う予定と報じられました。二刀流復活へ向け、着実にステップを踏んでいます。

カブス

鈴木誠也選手は右手首の違和感から復帰し、早速マルチヒットを記録しましたが、今後も状態を注視していく必要があります。

ジャスティン スティール投手が脇腹の怪我(グレード2の斜筋損傷)のため60日間の負傷者リストに入りました。先発ローテーションの柱だけに、チームにとっては大きな痛手です。

レンジャーズ

コーリー シーガー遊撃手が左ハムストリングの張りで10日間の負傷者リストに入りました。チームの中心選手であり、早期復帰が待たれます。

メッツ

マクニール二塁手とフランシスコ アルバレス捕手が負傷者リストから復帰しました。チームにとって朗報です。

その他

各球団で負傷者リスト入りやリハビリ、復帰の動きが続いています。クレイトン カーショー投手(ドジャース)のリハビリ登板や、レッドソックスの投手陣の故障状況など、シーズン序盤から各チームとも選手のコンディション管理に苦慮している様子がうかがえます。162試合という長丁場を戦い抜く上で、選手層の厚さが改めて重要になっていると言えるでしょう。

移籍 契約関連

ホワイトソックス

外野手のトラビス ジャンコウスキー選手をレイズへトレードしたと発表しました。マイナー契約での移籍となります。

ロッキーズ

内野手のオーウェン ミラー選手をメジャー契約で昇格させました。

ブルワーズ

外野手のダズ キャメロン選手をメジャーへ昇格させる見込みと報じられています。

シーズン序盤は、各チームがロースターの調整や戦力補強のために、こうしたマイナーなトレードや選手の入れ替えを活発に行う時期でもあります。

まとめ

本日のMLBでは、日本人選手たちがそれぞれの持ち場で奮闘を見せてくれました。山本投手、大谷選手、千賀投手にとっては悔しい結果となりましたが、その中でも確かな実力と次への期待を感じさせる内容でした。一方、鈴木選手は復帰後すぐに結果を出し、チームの勝利に貢献しました。また、大谷選手の登場曲が真美子夫人によって選ばれ、大きな話題を呼んだことも印象的な出来事でした。

シーズンはまだ始まったばかりです。怪我から復帰を目指す選手、更なる高みを目指す選手、それぞれの挑戦から目が離せません。明日以降も、日本人選手たちの活躍、そしてMLBの熱い戦いを追いかけていきましょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。また次回の速報でお会いしましょう。



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