【MLB速報】2025年4月27日 ナショナルズ劇的サヨナラ勝ち!ヤンキースはWヘッダー連勝、日本人選手情報も

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現地4月27日(日)のメジャーリーグは、各地で熱戦が繰り広げられました。特にナショナルズ対メッツ戦では予想外の結末が待っていました。ヤンキースのダブルヘッダー連勝、注目選手の活躍、日本人選手の最新情報など、本日のMLBを詳しくお届けします。

  1. 今日の注目試合 メッツ対ナショナルズ  劇的なサヨナラエラー決着
  2. 全試合結果(現地2025年4月27日)
        1. デトロイト・タイガース 7-0 ボルティモア・オリオールズ
        2. ミネソタ・ツインズ 5-0 ロサンゼルス・エンゼルス
        3. ボストン・レッドソックス 13-3 クリーブランド・ガーディアンズ
        4. ヒューストン・アストロズ 7-3 カンザスシティ・ロイヤルズ
        5. オークランド・アスレチックス 3-2 シカゴ・ホワイトソックス
        6. ニューヨーク・ヤンキース 11-2 トロント・ブルージェイズ (第1試合)
        7. ニューヨーク・ヤンキース 5-1 トロント・ブルージェイズ (第2試合)
        8. ワシントン・ナショナルズ 8-7 ニューヨーク・メッツ
        9. ミルウォーキー・ブリュワーズ 7-1 セントルイス・カージナルス
        10. シンシナティ・レッズ 8-1 コロラド・ロッキーズ
        11. アリゾナ・ダイヤモンドバックス 6-4 アトランタ・ブレーブス
        12. ロサンゼルス・ドジャース 9-2 ピッツバーグ・パイレーツ
        13. フィラデルフィア・フィリーズ 3-1 シカゴ・カブス 
        14. サンフランシスコ・ジャイアンツ 3-2 テキサス・レンジャーズ
        15. タンパベイ・レイズ 4-2 サンディエゴ・パドレス
        16. シアトル・マリナーズ 7-6 マイアミ・マーリンズ
        17. 総括
  3. ナショナルズ、首位メッツ相手に劇的な逆転サヨナラ勝ち
  4. 移籍・怪我・ニュースなど
          1. パワーランキングの変動
          2. ヤンキースの躍進
          3. その他の注目選手
          4. プロスペクトの活躍
          5. 地区優勝争いの構図変化?
          6. 怪我人情報
  5. まとめ

今日の注目試合 メッツ対ナショナルズ  劇的なサヨナラエラー決着

本日の最も劇的だった試合は、ワシントンで行われたニューヨーク・メッツ対ワシントン・ナショナルズ戦でしょう。試合はナショナルズが8対7で勝利しましたが、その幕切れは予想外のものでした。

試合は序盤、メッツが圧倒的な力を見せつけます。初回に5点を奪い、5回表終了時点では7対1と大きくリードしていました。この時点では、多くのファンがメッツの勝利を確信したかもしれません。特にメッツは、直近のMLB.comパワーランキングで1位に浮上したばかりであり、その強さは誰もが認めるところでした。

しかし、ナショナルズは諦めませんでした。7回裏に一挙5点を奪い同点に追いつくと、試合は緊迫した展開へ。そして迎えた9回裏、ナショナルズは2点を奪い逆転サヨナラ勝ちを収めます。決め手となったのは、メッツの一塁手ピート・アロンソの送球エラー。これによりCJ・エイブラムスが生還し、劇的な幕切れとなりました。

パワーランキング1位のチームが、大きなリードを守りきれずにサヨナラ負けを喫するという展開は、メッツにとって手痛い敗戦となったはずです。特にスター選手のエラーが絡んだ敗戦は、チームの士気やファンの心理にも影響を与える可能性があります。シーズン序盤とはいえ、盤石と思われたメッツの終盤の試合運びにおける脆さが露呈した形となり、今後の戦い方に注目が集まります。一方、ナショナルズにとっては、格上相手からの大きな勝利となり、チームに勢いをもたらす一勝となったでしょう。

全試合結果(現地2025年4月27日)

デトロイト・タイガース 7-0 ボルティモア・オリオールズ
チーム
オリオールズ
タイガース

勝利投手:タリク・スクバル(3勝2敗)

敗戦投手:ディーン・クレマー(2勝4敗)

本塁打:なし

タイガースがオリオールズを完封し、快勝しました。タイガースは2回に先制すると、中盤から終盤にかけて着実に得点を重ね、合計7点を挙げました。一方、オリオールズ打線は5安打を放ちながらも、タイガース先発のタリク・スクバルの効果的な投球の前に得点を奪うことができませんでした。スクバルは勝利投手となり、今季3勝目を記録しています。両チームともに本塁打はなく、タイガースは安定した投手力と継投、そして好機を確実にものにする攻撃力で試合を支配しました。

ミネソタ・ツインズ 5-0 ロサンゼルス・エンゼルス
チーム
エンゼルス
ツインズ

勝利投手:ジョー・ライアン(2勝2敗)

敗戦投手:ホセ・ソリアーノ(2勝4敗)

本塁打:なし

ツインズがエンゼルスをシャットアウトし、勝利を収めました。ツインズは初回に1点を先制すると、6回に3点を追加して試合の主導権を握りました。この6回の攻撃では、タイムリー二塁打などで効果的に得点を重ね、エンゼルスを突き放しました。エンゼルスはわずか4安打に抑え込まれ、得点を挙げることができず、守備でも1失策を記録しました。ツインズの先発ライアンが勝利投手となり、安定した投球でエンゼルス打線を封じ込めました。両チームともに本塁打は記録されませんでした。

ボストン・レッドソックス 13-3 クリーブランド・ガーディアンズ
チーム
レッドソックス 13 15
ガーディアンズ

勝利投手:ブライアン・ベロ(2勝0敗)

敗戦投手:ローガン・アレン(1勝2敗)

本塁打:

  • ロブ・レフスナイダー 2号(2回表 1ラン)                
  • ラファエル・ディバース 4号(6回表 1ラン)               
  • ダン・ラファエラ 2号(7回表 3ラン)
  • ノーラン・ジョーンズ 1号(6回裏 3ラン)

レッドソックスがガーディアンズに大勝しました。レッドソックス打線は15安打を放ち、5回に5点、7回に3点を奪うなど猛攻を見せ、合計13得点を挙げました。特にレフスナイダー、ディバース、ラファエラの3本塁打が効果的に得点につながりました。一方、ガーディアンズは守備で4つの失策を記録し、これが大量失点の一因となりました。ガーディアンズは6回にジョーンズの3ラン本塁打で反撃しましたが、レッドソックスの勢いを止めるには至りませんでした。レッドソックス先発のベロが勝利投手となっています。守備の乱れが試合結果に大きく影響した一戦でした。

ヒューストン・アストロズ 7-3 カンザスシティ・ロイヤルズ
チーム
アストロズ
ロイヤルズ 11

勝利投手:ハンター・ブラウン(4勝1敗)

敗戦投手:クリス・バビク(2勝2敗)

本塁打:

  • ヨルダン・アルバレス 3号(3回表 3ラン)
  • ヤイネル・ディアス 2号(7回表 1ラン)

アストロズがロイヤルズを下しました。アストロズは3回表にヨルダン・アルバレスの3ラン本塁打で先制し、その後も着実に加点しました。7回にはヤイネル・ディアスのソロ本塁打も飛び出し、合計7点を獲得しました。ロイヤルズはアストロズを上回る11安打を放ったものの、得点は3点にとどまりました。安打数を効率的に得点に結びつけることができず、好機を活かしきれなかったことがうかがえます。アストロズ先発のハンター・ブラウンが要所を締め、勝利投手となりました。アストロズは本塁打を含む効果的な攻撃で勝利を掴みました。

オークランド・アスレチックス 3-2 シカゴ・ホワイトソックス
チーム 10
ホワイトソックス
アスレチックス 2X

勝利投手:グラント・ホルマン(2勝0敗)

敗戦投手: ジョーダン・リージャー(0勝2敗)

本塁打:

  • ジョシュア・パラシオス 1号(1回表 1ラン)
  • ルイス・ウリアス 4号(10回裏 2ラン)

アスレチックスが延長戦の末、ホワイトソックスにサヨナラ勝ちしました。試合は初回に両チームが1点ずつを取り合う展開で始まりました。ホワイトソックスはパラシオスのソロ本塁打で先制しましたが、アスレチックスもすぐさま同点に追いつきました。その後は両チームの投手が好投を見せ、9回まで1対1のまま試合が進みました。延長10回表にホワイトソックスが1点を勝ち越しましたが、その裏、アスレチックスのルイス・ウリアスが劇的な逆転サヨナラ2ラン本塁打を放ち、試合を決めました。緊迫した投手戦の末に、一振りで勝敗が決する劇的な幕切れとなりました。

ニューヨーク・ヤンキース 11-2 トロント・ブルージェイズ (第1試合)
チーム
ブルージェイズ 11
ヤンキース 11 12

勝利投手:マックス・フリード(5勝0敗)

敗戦投手:ケビン・ガウスマン(2勝3敗)

本塁打:

  • アンソニー・ボルピ 5号(5回裏 1ラン)

ダブルヘッダーの第1試合は、ヤンキースがブルージェイズに大勝しました。ヤンキース打線は3回に一挙6点、5回に3点を奪うなど爆発し、合計11点を挙げました。ボルピの本塁打は1点のみでしたが、12安打を集中させ、効率よく得点を重ねたことが大量得点につながりました。一方、ブルージェイズはヤンキースを上回る11安打を放ちながらも、得点はわずか2点に終わりました。ここでも安打数をなかなか得点に結びつけられない状況が見られました。ヤンキース先発のマックス・フリードは、多くの安打を浴びながらも要所を締め、無傷の5勝目を挙げました。ブルージェイズ先発のガウスマンにとっては厳しい登板となりました。

ニューヨーク・ヤンキース 5-1 トロント・ブルージェイズ (第2試合)
チーム
ブルージェイズ
ヤンキース

勝利投手:ティム・ヒル(3勝0敗)

敗戦投手:クリス・バジット(2勝2敗)

本塁打:

  • トレント・グリシャム 7号(1回裏 1ラン)
  • アンソニー・サンタンダー 3号(3回表 1ラン)
  • アーロン・ジャッジ 8号(6回裏 1ラン)
  • J  ・C・エスカラ 1号(8回裏 1ラン)

ヤンキースがダブルヘッダー第2試合も制し、ブルージェイズに連勝しました。この試合では本塁打がスコアの多くを占めました。ヤンキースはグリシャム、ジャッジ、エスカラがそれぞれソロ本塁打を放ち、これが得点の中心となりました。ブルージェイズもサンタンダーの本塁打で1点を返しましたが、打線全体では3安打と沈黙しました。ヤンキースの投手陣、特に勝利投手となったヒルがブルージェイズ打線を効果的に抑え込みました。ブルージェイズは守備でも2失策を記録し、攻守に精彩を欠いた一日となりました。ヤンキースは投打がかみ合い、ダブルヘッダーをスイープしました。

ワシントン・ナショナルズ 8-7 ニューヨーク・メッツ
チーム
メッツ
ナショナルズ 2X

勝利投手:ホセ・ロペス(3勝0敗)

敗戦投手:スタニック(0勝2敗1セーブ)

本塁打:

  • ディラン・クルーズ 4号(2回裏 1ラン)
  • ライリー・アダムズ 1号(7回裏 3ラン)

ナショナルズが劇的な逆転サヨナラ勝ちを収めました。メッツは初回に5点、2回に1点を奪い、序盤で6対0と大きくリードしました。しかし、ナショナルズは諦めませんでした。2回にクルーズの本塁打で1点を返すと、7回にはアダムズの3ラン本塁打を含む一挙5点の猛攻で1点差に詰め寄りました。そして9回裏、2点を奪って逆転サヨナラ勝ちを決めました。メッツは序盤の大量リードを守り切れず、特にリリーフ陣がナショナルズの終盤の勢いを止められませんでした。敗戦投手となったスタニックはリードを守れませんでした。野球の試合は何が起こるかわからない、という展開を象徴する一戦でした。

ミルウォーキー・ブリュワーズ 7-1 セントルイス・カージナルス
チーム
ブリュワーズ 11
カージナルス

勝利投手:ホセ・キンタナ(4勝0敗)

敗戦投手:エリク・フェディー(1勝3敗0)

本塁打:なし

ブリュワーズがカージナルスに快勝しました。ブリュワーズは初回に3点、4回に4点を奪い、序盤で試合の主導権を確立しました。11安打を放ちながら本塁打はなかったものの、タイムリーヒットなどで効果的に得点を重ねました。ブリュワーズ先発のホセ・キンタナは安定した投球を見せ、カージナルス打線を7安打1失点に抑え、勝利投手となりました。カージナルスは5回に1点を返すにとどまり、反撃の糸口を見つけられませんでした。ブリュワーズは投打がかみ合い、危なげない試合運びで勝利しました。

シンシナティ・レッズ 8-1 コロラド・ロッキーズ
チーム
レッズ 14
ロッキーズ

勝利投手:ニコラス・ロドロ(レッズ、3勝2敗0セーブ)

敗戦投手:ブラッドリー・ブラロック(ロッキーズ、0勝1敗0セーブ)

本塁打:なし

レッズがロッキーズを圧倒し、大勝しました。レッズは初回に3点、5回に4点を挙げるなど、序盤から中盤にかけて攻撃の手を緩めませんでした。合計14安打を記録し、本塁打なしで8点を奪う効率的な攻撃を見せました。一方、ロッキーズ打線はレッズ先発のニコラス・ロドロの前に沈黙し、わずか3安打1得点に終わりました。ロドロは素晴らしい投球で勝利投手となっています。打者有利とされるクアーズ・フィールドでの試合でしたが、ロッキーズの攻撃力は完全に封じ込められました。

アリゾナ・ダイヤモンドバックス 6-4 アトランタ・ブレーブス
チーム
ブレーブス 11
Dバックス

勝利投手:ブランドン・ファット(5勝1敗)

敗戦投手:スペンサー・シュウェレンバック(1勝2敗)

セーブ投手:ケビン・マルティネス(1勝1敗3セーブ)

本塁打:

  • ヘラルド・ペルドモ 4号(5回裏 1ラン)

ダイヤモンドバックスがブレーブスとの接戦を制しました。Dバックスは初回から小刻みに得点を重ね、5回にはペルドモのソロ本塁打も飛び出すなど、リードを築きました。ブレーブスは11安打を放ち、終盤に追い上げを見せましたが、Dバックス投手陣を攻略しきれず、4得点にとどまりました。Dバックスは先発のファットが試合を作り、最後はマルティネスが締めてセーブを挙げました。Dバックスは少ない安打数(9安打)ながらも効果的に得点し、守備の2失策も致命傷にはなりませんでした。

ロサンゼルス・ドジャース 9-2 ピッツバーグ・パイレーツ
チーム
パイレーツ
ドジャース 14

勝利投手:ベン・カスペリアス(3勝0敗)

敗戦投手:ベイリー・ファルター(1勝3敗)

セーブ投手:ヨエンドリス・ゴメス(1勝1敗1セーブ)

本塁打:

  • アンドルー・マカチェン 3号(1回表 1ラン)
  • エマヌエル・バルデス 2号(1回表 1ラン)
  • テオスカー・ヘルナンデス 8号(5回裏 1ラン)
  • アンディー・パヘス 5号(5回裏 2ラン)

ドジャースがパイレーツに快勝しました。パイレーツは初回にマカチェンとバルデスの連続本塁打で2点を先制しましたが、ドジャースはその裏にすぐさま4点を奪い返し、試合の流れを一気に引き寄せました。その後もドジャースは攻撃の手を緩めず、5回にはヘルナンデスとパヘスの本塁打などで3点を追加し、リードを広げました。パイレーツは初回以降、ドジャース投手陣の前に得点を奪えず、9安打を放ちながらも追加点を挙げられませんでした。ドジャースは投打がかみ合い、序盤の反撃で勢いに乗ると、そのまま試合を押し切りました。

フィラデルフィア・フィリーズ 3-1 シカゴ・カブス 
チーム 10
フィリーズ
カブス

勝利投手:ホセ・アルバラード(3勝0敗5セーブ)

敗戦投手:ジュリアン・メリーウェザー(0勝1敗0セーブ)

セーブ投手:ジョーダン・ロマノ(フィリーズ、0勝1敗2セーブ)

本塁打:なし

フィリーズが延長戦の末、カブスを下しました。試合は極めて投手戦となり、両チーム合わせて9安打のみというロースコアゲームでした。カブスが2回に1点を先制すると、フィリーズは3回に同点に追いつき、その後は両チーム無得点のまま9回を終えました。延長10回表、フィリーズは犠牲フライとタイムリー内野安打で2点を勝ち越し、これが決勝点となりました。カブスはその裏の攻撃をフィリーズのリリーフ、ロマノに抑えられ、反撃できませんでした。両チームの投手が素晴らしいパフォーマンスを見せた、息詰まる投手戦でした。

サンフランシスコ・ジャイアンツ 3-2 テキサス・レンジャーズ
チーム
レンジャーズ 10
ジャイアンツ 1X

勝利投手:カミロ・ドバル(2勝1敗5セーブ)

敗戦投手:ルーク・ジャクソン(0勝3敗8セーブ)

本塁打:なし

ジャイアンツがレンジャーズにサヨナラ勝ちしました。レンジャーズは初回に2点を先制しましたが、ジャイアンツは1回裏と4回裏に1点ずつを返し、同点に追いつきました。レンジャーズは10安打を放ちながらも、追加点を奪うことができず、得点効率の悪さが目立ちました。一方、ジャイアンツはわずか5安打ながら、好機を活かして得点しました。試合は2対2のまま9回裏を迎え、ジャイアンツがサヨナラ勝ちを収めました。レンジャーズの3つの失策が試合に影響を与えた可能性も考えられます。ジャイアンツのクローザー、ドバルが勝利投手となっています。

タンパベイ・レイズ 4-2 サンディエゴ・パドレス
チーム
レイズ 10
パドレス

勝利投手:ザック・リテル(1勝5敗)

敗戦投手:ランディ・バスケス(1勝3敗)

セーブ投手:ピーター・フェアバンクス(2勝1敗6セーブ)

本塁打:

  • テーラー・ウォールズ 1号(3回表 1ラン)

レイズがパドレスを下しました。レイズは3回にウォールズのソロ本塁打などで2点を先制すると、5回と9回にも追加点を挙げ、リードを保ちました。パドレスは2回と3回に1点ずつを返して同点としましたが、4回以降はレイズ投手陣に抑え込まれ、追加点を奪えませんでした。レイズは10安打を放ち、効果的に4点を獲得しました。先発のリテルが今季初勝利を挙げ、最後はフェアバンクスが締めてセーブを記録しました。

シアトル・マリナーズ 7-6 マイアミ・マーリンズ
チーム
マーリンズ
マリナーズ

勝利投手:ローガン・エバンス(1勝0敗0セーブ)

敗戦投手:マックス・マイヤー(2勝3敗0セーブ)

セーブ投手:アンドレス・ムニョス(1勝0敗10セーブ)

本塁打:

  • アグスティン・ラミレス 2号(1回表 1ラン)
  • カル・ローリー 10号(1回裏 1ラン)
  • J.P.クロフォード 2号(5回裏 2ラン)
  • アグスティン・ラミレス 3号(6回表 1ラン)
  • コナー・ノービー 1号(8回表 3ラン)

マリナーズがマーリンズとの乱打戦を制しました。両チーム合わせて5本の本塁打が飛び交う派手な試合展開となりました。マリナーズは2回に3点、5回にクロフォードの2ラン本塁打などで2点を奪い、5回終了時点で7対2と大きくリードしました。しかし、マーリンズも粘りを見せ、ラミレスがこの日2本目となる本塁打を6回に放つと、8回にはノービーの3ラン本塁打で1点差まで詰め寄りました。最終回はマリナーズのクローザー、ムニョスがマーリンズの反撃を抑え、今季10セーブ目を挙げました。本塁打が試合を大きく動かした一戦でした。

総括

2025年4月28日のMLBでは、多様な試合展開が見られました。タイガースやツインズによる完封勝利があった一方で、レッドソックスやヤンキース(第1試合)、ドジャース、レッズなどが大量得点を挙げる打撃戦も繰り広げられました。特にレッドソックス対ガーディアンズ戦では、ガーディアンズの守備の乱れが大量失点につながるなど、守備力が勝敗に影響を与える場面も見受けられました。

また、アスレチックス対ホワイトソックス戦やフィリーズ対カブス戦のように延長戦までもつれ込む接戦や、ナショナルズ対メッツ戦、ジャイアンツ対レンジャーズ戦のような劇的なサヨナラ勝ちもあり、終盤まで目の離せない試合が多くありました。特にナショナルズは序盤の大量ビハインドを覆す見事な逆転劇を見せました。

本塁打も多くの試合で重要な役割を果たし、アスレチックスのウリアスやナショナルズのアダムズのように試合を決定づける一打や、マリナーズ対マーリンズ戦のように試合を大きく動かす要素となりました。一方で、安打数で相手を上回りながらも得点効率が悪く敗戦したチーム(ロイヤルズ、ブルージェイズ第1試合、レンジャーズなど)も見られ、好機での一打の重要性が改めて示された一日でした。投手面では、完封勝利を挙げた先発投手や、接戦を締めくくったクローザーの活躍が光りました。

ナショナルズ、首位メッツ相手に劇的な逆転サヨナラ勝ち

改めて、ワシントンで行われたメッツ対ナショナルズ戦を振り返ります。この試合は、単なる1勝以上の意味を持つかもしれません。

試合序盤は、パワーランキング1位のメッツがその実力を見せつけました。初回に一挙5点を奪い、5回表を終えた時点で7対1と大差をつけ、試合の主導権を完全に握ったかに見えました。メッツ先発のタイラー・メギルも、序盤はナショナルズ打線を抑え込みます。

しかし、ナショナルズは驚異的な粘りを見せます。7回裏、打線が繋がり一挙5点を奪い、7対7の同点に追いつきます。このビッグイニングは、試合の流れを大きく変えました。メッツの強力なブルペン陣を相手に、劣勢から同点に追いついたナショナルズの攻撃は見事であり、チームの諦めない姿勢を示すものでした。

そして迎えた9回裏、2死から走者を出すと、最後はメッツのスター一塁手ピート・アロンソの痛恨の送球エラーにより、CJ・エイブラムスがサヨナラのホームを踏みました。大差をつけられながらも終盤に追いつき、最後は相手のミスに乗じて勝利をもぎ取るという、まさに劇的な勝利でした。

この試合は、野球の筋書きのないドラマを象徴するような一戦でした。ランキングや序盤の展開だけでは勝負は決まらず、一つのプレー、一つのイニングが試合をひっくり返す可能性があることを改めて示しました。ナショナルズにとっては大きな自信となる勝利であり、一方のメッツにとっては、リードを守りきれなかったこと、そしてスター選手のミスによる敗戦という、精神的にもダメージの大きい敗戦となった可能性があります。パワーランキング1位という評価を得た直後のこの敗戦は、首位チームであっても常にプレッシャーの中で戦っていることを浮き彫りにしました。

移籍・怪我・ニュースなど

現地4月27日前後のMLB全体の主な動きをまとめます。

パワーランキングの変動

MLB.comの最新パワーランキングで、ニューヨーク・メッツが1位に浮上しました。しかし、その直後のナショナルズ戦での逆転負けは、ランキングが必ずしもその日の結果を保証するものではないことを示しています。トップチームであっても、常に厳しい戦いを強いられていることがうかがえます。なお、前週1位だったドジャースは2位に後退し、控え野手陣の不振が懸念材料として挙げられています。

ヤンキースの躍進

ヤンキースはブルージェイズとのダブルヘッダーに連勝し、スイープを達成しました。第1戦ではマックス・フリードが自身5連勝となる好投を見せ、第2戦ではアーロン・ジャッジが今季8号、トレント・グリシャムが7号本塁打を放つなど、投打がかみ合った強さを見せつけました。

その他の注目選手

アリゾナ・ダイヤモンドバックスのコービン・キャロルは、この日の試合で記録した三塁打が今季MLB最速のホーム到達タイムであったことが報じられています。

プロスペクトの活躍

マイナーリーグでは、有望株選手たちが活躍を見せています。レッドソックス傘下のマーセロ・マイヤー(BOS No. 3/MLB No. 11)やカブス傘下のマット・ショー(CHC No. 1/MLB No. 18)などが本塁打を放つなど、好調をアピールしています。現在のメジャーリーグの戦いと並行して、次世代のスター候補たちが着実に成長している様子は、リーグの未来への期待感を高めます。

地区優勝争いの構図変化?

タイガース、メッツ、パドレス、カブスといったチームが、近年地区を支配してきたチーム(例:AL中地区のガーディアンズやツインズ、NL東地区のブレーブスやフィリーズなど)に挑戦する構図が生まれている可能性が指摘されています。この日のメッツの敗戦やタイガースの勝利は、そうした流れを象徴する出来事かもしれません。

怪我人情報

メッツでは、ジェフ・マクニールとフランシスコ・アルバレスが負傷者リストから復帰しました。

まとめ

現地4月27日のMLBは、ワシントンでの劇的なサヨナラゲームや、フィリーズ対カブス、ホワイトソックス対アスレチックスの延長戦など、最後まで目の離せない試合が多い一日となりました。ニューヨーク・ヤンキースはダブルヘッダーを連勝し、ボストン・レッドソックスは打線が爆発、デトロイト・タイガースは完封勝利を飾るなど、各チームが印象的な戦いを見せました。

日本人選手では、大谷翔平選手と鈴木誠也選手がシーズン6本塁打でリーグ上位につけるなど、引き続きその活躍から目が離せません。他の日本人選手の動向も含め、今後の活躍に期待しましょう。

パワーランキング1位のメッツが思わぬ敗戦を喫するなど、シーズン序盤はまだまだ波乱がありそうです。明日以降も、各地区での熱い戦いが続くことでしょう。引き続きMLBの最新情報にご注目ください。



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